【来日記念講演】「メディアを市民の手に〜韓国市民放送の挑戦」
軍事独裁政権時代からの長い闘争を経て、民主化を勝ち取ってきた隣の国・韓国ー。
その韓国では「言論の自由」を実現するための市民運動が結実し、今では、市民がテレビ局の経営に参加したり、自分たちの番組を放送できる「パブリックアクセス」が制度化されています。中でも最大規模を誇るのが、市民参加型の衛星チャンネル「RTV」です。
今回、このRTVで事務局長を務める金炫熤さんの初めての来日講演が実現しました!市民が主体となって発信するダイナミックなメディアについてお話いただきます。韓国の事例を学び、メディアと市民の関係について深めたいと思います。ぜひご参加ください。
会場:神保町ひまわり館(東京都千代田区神田神保町2丁目40)
定員:60人(必ずお申し込みください)
参加費:500円(当日お支払いください)
お申込み:件名を「12/5講演」とし、本文にお名前・ご所属・参加人数・メールアドレスを記載して、info@ourplanet-tv.orgにご送付ください。
主催:認定NPO法人OurPlanet-TV
金 炫熤 (キム・ヒョンイク)
財団法人市民放送RTV事務局長
新聞、雑誌、テレビなど、メディア・ジャーナリズム業界で働く労働者のための組合「全国言論労働組合」の専従スタッフ、韓国調査ジャーナリズムセンター「ニュース打破」のプロデューサー、地域問題やまちづくりを取り込む団体である「松波市民連帯」事務局長を経て、現在、財団法人市民放送RTV事務局長および市民による「ソウル革新パーク」入居団体自治会副会長を務める。
財団法人市民放送RTVは、韓国唯一の「パブリックアクセス専門チャンネル」を運営する非営利団体です。パブリックアクセスとは、市民が公共の資源・財産にアクセスする権利のこと。また市民の情報発信の手段として、メディアへのアクセスを保障する制度、一般市民が自主的に番組作りに参加する市民メディアを指す言葉でもあります。
韓国では1999年に改正された放送法で、視聴者参加やメディア教育の支援、知る権利などが位置づけられ、パブリックアクセス制度が法制化されました。パブリックアクセス制度は現在、地上波、ケーブル、衛星放送などほぼすべての放送媒体を網羅しており、それに伴い放送への市民の参加も増加しました。このような過程の中で誕生した「市民放送RTV」は、視聴者が放送の「主人公」であるという原則のもと、「市民の権利としての視聴者主権」を確立するために日々励んでいます。
サイト:http://rtv.or.kr/
Facebook:https://www.facebook.com/RTV183/?fref=ts
主な番組の紹介ビデオ(4分)