【原発とメディア】日本のメディアはなぜ事実を伝えないのか?
OurPlanetTVは、1月14日と15日の2日間にわたって横浜で開催される脱原発世界会議において、「シンポジウム【原発とメディア】日本のメディアはなぜ事実を伝えないのか?」を企画実施します。日本の抱える問題をドイツのメディア政策と比較しながら、その課題と今後の取り組みについて議論する場としたいと考えています。ぜひご参加ください。
【原発とメディア】
日本のメディアはなぜ事実を伝えないのか?
〜脱原発の進むドイツとメディア制度がここまで違う!〜
戦後60年以上経つが、ここまでマスメディアが信頼を失った時代はない。福島第一原発事故では、国内のマスメディアの多くが当局と足並みをそろえ、事故を過小に報道した結果、多くの住民が避けられたかもしれない被曝をすることとなった。世論調査では8割前後の人びとが「脱原発」と答えているにも関わらず、盛り上がりに欠けている要因も、メディアにある。
日本のメディアはなぜ、市民の味方ではないのか?
日本のメディア制度は、記者クラブや広告会社の寡占化、クロスオーナーシップなど、他の先進国には見られない、様々な構造的問題を抱えている。中でも、政府が放送局を直接、管理する制度は、政府とメディアとの間の癒着を生み、市民のアクセス権を奪っている。
長年、反原発運動の盛んなドイツでは、市民が運営するラジオ局が大きな役割を果たしてきたと言われる。ドイツでは、1980年代以降、原発に反対する活動家たちは自分たちの放送を使って原発の問題を告発し、一般市民にも問題意識を共有してきた。ドイツでは、メディアの独立性が高く、市民誰もがテレビやラジオに参加できるオープンチャンネルの仕組みがある。
ドイツのメディアの仕組みと日本のメディアの仕組みを徹底的に比較し、「脱原発」運動が押さえ込まれてしまう日本のメディア構造を明らかにするとともに、システムを変えていく糸口を探る。
日時:1月15日(日)13時40分〜15時10分
会場:パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1-1-1)
入場:脱原発世界会議の入場パスが必要です。
http://npfree.jp/ticket.html
アクセス:http://www.pacifico.co.jp/visitor/accessmap.html
司会:岩上安身さん(IWJ)
報告:日隅一雄(NPJ編集長/弁護士)
川島隆(滋賀大学特任准教授)
主催:OurPlanetTV