イベント
2013/03/04 - 14:22

第2回 耳をすませば、「私」が伝えるビデオ上映会~3/18(月)

311後に溢れ出た市民のビデオ

OurPlanetTVの映像制作ワークショップには、カメラマンやライターという情報発信に携わる仕事の人だけでなく、311後は特に、女性の参加が目立ちます。今までビデオ表現の世界から遠かった、子育て中の母親やフリーターの若者から、すでに仕事をリタイアした人まで多種多様な面々が参加しています。

耳をすませば聴こえてくるー。すぐ近くの世界の、誰かの声。普段は、映像制作とは異なる世界に身を置きながらも、ビデオカメラと出会い、ドキュメンタリー作りに励む人たち。なぜ作るのか? 何を映したのか?ワークショップ作品の上映会を開催します。これから、映像作りに取り組んでみたい方、大歓迎です!

第2回 耳をすませば、「私」が伝えるビデオ上映会
~311後に溢れ出た市民のビデオ
日 時 3月18日(月)18:40開場 19:00開演
定 員 60名(要申込、当日参加可能)
参加費 1000円(1ドリンク込み)
場 所 渋谷アップリンクファクトリー
住 所 東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F 地図

上映&トーク

【第1部】
「女の身体で生まれ、男の心で生きてきた」(2012年/19分)TEAM on A be
「泥だんごって何だろう?」(2013年/15分)工藤武宏、稗圃慶子、井川直子
「ヒナンのキモチ」(2012年/9分)井桁大介、柴田麻里、武藤知佳
制作者トーク

【第2部】
「”デモ割”うまれたよ」(2013年/17分)ふくしまゆみこ、中村千恵、小山名保子
「谷中銀座商店街の挑戦」(2013年/20分)中山綾子、山本優子、栗原広美
「アルミ缶は誰のもの?」(2013年/25分)鈴木園巳、三馬盛、小澤かおる
制作者トーク

【第3部】トーク「311後に溢れ出た市民の表現〜ビデオカメラに出会った女たち」
トーク:白石草(OurPlanetTV)×下村健一×鈴木園巳(アルミ缶は誰のもの?)×ふくしまゆみこ(”デモ割”うまれたよ)×柴田麻里(ヒナンのキモチ)
司会:高木祥衣(OurPlanetTV)

予 約
このイベントへの参加予約をご希望の方は、(1)お名前、(2)人数 、(3)電話番号を明記の上、件名を「予約/耳をすませばビデオ上映会」として、 info@ourplanet-tv.orgまでメールでお申し込み下さい。※予約無しで当日参加も可能ですが、なるべく事前にお申し込み下さい。
お問合せ
OurPlanetTV 平野 TEL 03-3296-2720 FAX 03-3296-2730 MAIL info@ourplanet-tv.org

<上映作品>
【第1部】
「女の身体で生まれ、男の心で生きてきた」(2012年/19分)TEAM on A be)
新宿2丁目のオナベバー「モック」店長の大和氏は、いわゆる「FtM」 (Female to Male)である。彼へのインタビューをメインにしたショートドキュメンタリー。
制作:TEAM on A be

「泥だんごって何だろう?」(2012年/9分)
あなたは「泥だんご」と聞いて何を思いつきますか?
上手に作れば、泥だんごは光り、美しさは10~20年保存されるという。 大人の間でもブームになり光りが競いあわれる中、静岡の幼稚園を取材。そこには、美しさよりもどろんこ教育があった。
制作:工藤武宏、稗圃慶子、井川直子

「ヒナンのキモチ」(2012年/9分)
福島第一原発事故。政府は、避難区域を原子力発電所から半径20キロメートル圏内と定めた。しかし、ネットなどでさまざまな情報が流れ、避難区域外の住民も不安に包まれた。混乱状況の中、自らの決断で”ヒナン”を選択した母たちを取材した。
制作:井桁大介、柴田麻里、武藤知佳

【第2部】
「”デモ割”うまれたよ」(2013年/10分)
東京・杉並のユニークな脱原発デモから生まれた、デモが終わった後にお店に行ってデモに参加してきたよ!と言うと割引きや一品サービスなどをしてもらえるしくみ。楽しいだけでなく地域の店や経済をも巻き込んだ、今どきのリアルな市民活動の最前線。
制作:ふくしまゆみこ、中村千恵、小山名保子

「谷中銀座商店街の挑戦」(2013年/20分)
谷中銀座商店街は、東京日暮里駅の近くにある小さな商店街。下町風情を残すこの辺りは谷根千と呼ばれ、商店街にも多くの観光客が訪れるようになった。商店街活性化の立役者、元理事長の堀切さんに街を案内していただいた。観光地化が止まらない商店街に果たして未来はあるのだろうか?お店の人達の本音に迫る。
制作:中山綾子、山本優子、栗原広美

「アルミ缶は誰のもの?」(2013年/25分)
アルミ缶を自主的に回収して生活の糧を得ている人びとがいる。しかし、それを禁止する条例が多くの自治体でたて続けに施行された。背景に何があるのか。彼らはこの危機的な状況にどう向き合うのか。スカイツリーを間近にのぞむ荒川河川敷堀切橋下流に、野宿して暮らす人びとの生活を追う。
制作:鈴木園巳、三馬盛、小澤かおる

【第3部】トーク「311後に溢れ出た市民のビデオ」
OurPlanetTVのワークショップでは、311後は特に、女性の参加が目立ちます。参加者の8割が女性という回もありました。なぜ作るのか? 何を映したのか?

トーク:白石草(OurPlanetTV)×下村健一×鈴木園巳(アルミ缶は誰のもの?)×ふくしまゆみこ(”デモ割”うまれたよ)×柴田麻里(ヒナンのキモチ)
司会:高木祥衣(OurPlanetTV)

コメンテーター:下村健一
1960年、東京都出まれ。5才の頃、人生最初のミニコミ紙「としちゃんタイムズ」創刊。84年、都市型CATV立ち上げ第1号「まちだ市民テレビ」開局準備室の学生スタッフ。85年、TBS報道アナに。99年退社後も、フリーキャスターとして「サタデーずばッと」「筑紫哲也NEWS23」などで取材・出演を続ける。TBSラジオのレギュラー番組「下村健一の眼のツケドコロ」などで、アワプラなど市民メディア活動を度々紹介。
2010年から2年間、菅首相の要請で民間登用の内閣官房審議官(内閣広報担当)。
今春から、慶応大学特別招聘教授、関西大学特任教授など。最新刊「首相官邸で働いて初めてわかったこと」(朝日新書)。

白石 草(OurPlanet-TV代表)
番組制作会社を経て、東京メトロポリタンテレビジョン入社。ビデオジャーナリストとして、ニュース・ドキュメンタリー番組の制作に携わる。2001年に独立し、同年10月OurPlanet-TV設立。現在、一橋大学大学院社会研究科客員准教授、早稲田大学ジャーナリズムコース講師。著書に『ビデオカメラでいこう~ゼロからはじめるドキュメンタリー制作』(七つ森書館)、『メディアをつくる〜「小さな声」を伝えるために』(岩波書店)ほか多数。

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