ミャンマーで国軍による軍事クーデターが起きてから2年と半年が経過した1日、在日ミャンマー人、支援者らが総理官邸前で抗議活動を行った。
アトゥトゥミャンマー支援共同代表の渡邊さゆりさんは「1年前の8月1日、ここでわたしは2000人以上の人が犠牲になっていると言いました」と1年間でクーデター後の犠牲者が2倍近く増えていることを述べた。この現状に、在日ビルマ人のひとりは「毎日、軍によってたくさんの人が犠牲になっている」「それを(金銭的)支援しているのは日本」「もう日本政府には期待しない」と日本政府を厳しく批判した。これをうけてメコン・ウォッチの木口由香さんは日本人が「日本政府を支えていることに強い責任を感じています」と述べると、ミャンマー人だけでなく「日本人も日本政府の対応に抗議していることを知ってほしい」と訴えた。
ミャンマー情勢は、今も国軍による空爆が続き、これまでに死者数は3805人、避難民は190万人に上る。日本政府は、東南アジア諸国連合(ASEAN)によるミャンマー情勢解決に向けたアクションへの支持を表明する一方で、ミャンマーに対するODA(政府開発援助)を継続している。