東日本大震災
2011/03/12 - 14:00

【声明】たんぽぽ舎が原発情報に声明

原子力発電所問題に取り組む団体「たんぽぽ舎」が12日11時42分、東京電力に対して、事業者責任としてリアルタイムに情報公開するよう求める声明を発表した。午後1時から2時までの間、東京電力本社へ私たちの質問・要望、市民の声を届ける。
また、別のグループが、2時から経済産業省別館前で、国内の全原発のすみやかな停止を求めるアピール行動を行う予定で、最終的には2つのグループが合流する予定。声明は以下の通り。
  
<声明>
・今回の地震による東電福島第一原発(7基―うち3基は定期検査中で停止)と第二原発(4基)の危険が一段と高まっています。(放射能もれ、原子炉そのものの危険)
それは避難範囲が原発周辺3kmから10km圏内へ拡大されたこと、第二原発も3つの原子炉が冷却困難になっていること(7時40分8チャンネル・フジテレビの報道)等から伺えます。
 
・ただ、事業者の東電からの発表が少ない。(情報公開されていない)
事業者責任としてリアルタイムに情報公開すべきです。今、福島第一と、第二原発で何がおきているのか、どんな対策をしているのか、やっていることが成功しているのかどうかを知らせるべきです。早く正確な情報をリアルタイムで出すべきだ。外からは何が起きているのかよくわからない。モニタリング発表も遅い。13のディーゼル発電機が全部使えないなのはなぜなのか・・・わからないことが多い。
 
・運転40年の老朽原発を動かし続けた責任は大きい。
福島第一原発1号機は1971年運転開始の古い老朽原発で(1の2は1974年、1の3は1976年)原発の寿命は当時30年といわれていた。
原発は長年使い続けると配管や機器がひび割れを起こしやすくなる。「老朽原発を会社の利益のために動かすな」と私たちは一貫して主張して来た。老朽原発を動かし続けた東電と、それを許可した政府・原子力保安院の責任は大きい。
 
たんぽぽ舎
http://www.tanpoposya.net/

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