城南信用金庫は8日、自社のホームペーに「原発に頼らない安全な社会へ」というメッセージを掲載。金融機関が「脱原発宣言」ともとれるメッセージを発信したことが、インターネット上で大きな話題となっている。吉原毅理事長が、メッセージを発信した背景を語った。
城南信用金庫は、東京23区南部から神奈川県に85店舗を展開する信用金庫。融資額や貸し付け額では業界一位を誇る。貧富の格差解消や弱者救済の理念を持ち、消費者向けのカードローンは、現状では一切扱っていない。またクレジット・信販会社とのATM提携も一切行っていないことで知られている。
城南信用金庫は、「今回の事故を通じて、原子力エネルギーは、 私達に明るい未来を与えてくれるものではなく、一歩間違えば取り 返しのつかない危険性を持っていること、さらに、残念ながらそれ を管理する政府機関も企業体も、万全の体制をとっていなかったこ とが明確になりつつあります。」とし、原子力に頼らない社会づくりのために、省エネや節電、グルーンエネルギー化を進める企業などへ対して、積極的に支援やを行って行くことを宣言した。
城南信用金庫
http://www.jsbank.co.jp/
城南信用金庫のメッセージ「原発に頼らない安全な社会へ」
http://www.jsbank.co.jp/topic/pdf/genpatu.pdf