12月15日から3日間、福島県郡山で日本政府と国際原子力機関(IAEA)の共催で国際会議「原子力安全に関する福島閣僚会議」が開催される。これに対して14日、「IAEAは核管理の下に核と原発を推進する国際機関である」と訴える市民ら100人が集まり、福島県の佐藤雄平知事宛に要請書を提出。その後デモ行進を行なった。
抗議行動を呼びかけたのは、福島県内で暮らす女性がメンバーの「原発いらない福島の女たち」佐藤知事宛の要請書の内容は、福島へのIAEAの進出をやめさせることや、核推進機関を呼んだ国際会議ではなく、核・原発廃絶のための国際会議を行なうことなど9項目。
デモ行進では市民らが「私たちを抜きに、福島のことを決めるな!」「IAEAは帰れ!」などと訴えた。
原発いらない福島の女たちの武藤類子さんは「選挙の時だが、IAEAは今回の閣僚会議だけでなく、今後福島県に常駐することになる。より多くの人と監視行動をしていきたい」と訴えた。
原発いらない福島の女たちは、国際会議が始まる15日に、IAEAへの申し入れや、国際会議場外で抗議行動を行なう。
原発いらない福島の女たち
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同日の夜、福島県郡山では、広瀬隆氏による講演「IAEAとICRP〜国際原子力マフィアによる被曝強制の歴史と福島県内の深刻な被曝の現実」が開催された。主催は脱原発福島ネットワーク・ハイロアクション福島。
広瀬隆氏講演ノーカットビデオ