福島第一原発事故
2012/06/21 - 20:59

再稼働反対のキャンペーン〜ネット上に続々

先週6月16日に、野田総理をはじめとした四閣僚が、大飯原発3、4号機の再稼働を認めたことに対し、市民の怒りが高まっている。インターネット上では、再稼働の阻止を目指し、様々な動きが生まれている。

今、市民の怒りの矛先が向かっているのは野田総理。 今月24日に野田総理の選挙区にあたる船橋(千葉4区)で野田総理の退陣を求めるデモが企画されており、日頃、杉並などでデモを企画しているメンバーらが、総武線で船橋まで駆けつけようと呼びかけも行っている。

野田総理は先月、消費税増税について「命をかけてこの国会中に成立させる」と発言しているが、これに対して多くの市民が反発。再稼働問題とともに「国民を無視している」として、ツイッター上などでは「政治生命を絶って欲しい」といった声が相次いでいる。今月12日に亡くなった弁護士でジャーナリストの日隅一雄さんも、自身の最後のツイートで、野田総理の落選運動を呼びかけていた。

一方、再稼働を推進している民主党議員を落選させようというキャンペーンも始まった。その名も「今、再稼働に反対しない議員をオトスンジャー」。民主党の議員有志が行っている「大飯原発の再稼働について慎重な判断を求める署名」に署名していない議員に対し、「次の選挙は投票しない」という内容をFAXを送ろうと呼びかけるもので、サイトには、ファックス用紙なども用意されている。また、再稼働を容認している議員の顔が次々に登場するプロモーションビデオもあり、ファックスを送った実績がサイトで共有できる仕組みとなっている。

一方、電力の使い方を見直そうという呼びかけも行われている。こちらのキャンペーンは「節電戦隊!電気の使い方をカエルンジャー」。やはり戦隊もののキャンペーンビデオがあり、古い空調などを消費電力の小さな新しい製品へ変えるように訴えている。同サイトによると、日本の電力消費の約1/4は照明で、その約6割にあたる古い照明を交換するだけで、日本全体の電力消費の約5%を減らすことができるという。

国民の声を聞かずに、一方的に政策が押し進められてしまうという状況に危機感を募らせている市民。政府の動きに対抗するために、続々と新しいアイディアが生まれている。

そうだ船橋いこう 電車でGO!野田退治デモ
http://nodataiji.tumblr.com/
今、再稼働に反対しない議員をオトスンジャー
http://e.gmobb.jp/otosunjer/index.html
節電戦隊!電気の使い方をカエルンジャー
http://kaerunja.wordpress.com/

Standing Together, Creating the Future.

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