【2月13日】シンポ「パブリックアクセス制度を知っていますか」
どんな素晴らしい活動をしていても支援者が増えない。どんなにまじめに政策提言していてもマスコミに無視されてしまう。そんな経験はありませんか?力のある海外のNPOやNGOに比べて、何で日本の市民活動はこんなに力がないのでしょうか。ひとつの理由のメディアの違いがあります。
海外の多くの国ぐにでは、市民がラジオ局やテレビのチャンネルを持ち、情報発信するなど、メディアが市民に開かれています。日本でも、政権交代によって、市民がチャンネルを持てる可能性が徐々に広がっています。
市民にメディアが開かれている米国の事例をビデオで視聴した後、市民社会を豊かにしていくために、メディアのあり方をどう変えていけばいいのか、ゲストとともに考えます。
日時:2月13日(日)13:00~15:00
会場:飯田橋セントラルプラザ
詳細:http://www.tvac.or.jp/special/vf2011/
出演者
日隅一雄:弁護士/NPJ(News for People in Japan)編集長
京都大学卒。新聞記者を経て弁護士。NHK番組改変問題裁判やグリンピースのクジラ肉裁判をはじめ、メディアや言論の自由などに関する裁判に多数関わる。2007年にインターネットメディア「NPJ(News for the People in Japan)」を若手弁護士らと立ち上げ、編集長を務める。日弁連人権委員会第5部会(精神的自由に関する)部会長。著書に、NHK『マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか』現代人文社。『審議会革命~英国の公職コミッショナー制度に学ぶ』現代書館。
日比野純一:エフエムわいわい代表取締役
水産大学校卒業後、新聞記者に。退職直後に阪神・淡路大震災が発生し神戸入り。たかとり救援基地をベースに外国人被災者の支援活動に取り組み、多言語・多文化コミュニティ放送局「FMわぃわぃ」を開局。多文化共生のまちづくりに取り組むとともに、世界のコミュニティメディアと連携し共通する社会課題の解決にあたる。世界コミュニティラジオ放送連盟(AMARC)日本協議会代表。神戸学院大学防災・社会貢献ユニット客員教授。著書に『新版パブリック・アクセスを学ぶ人のために』(共著)世界思想社 他多数。
白石草:OurPlanetTV代表
早稲田大学卒業後、テレビ朝日系の制作会社を経て、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYOMX)に入社。ビデオジャーナリストとして、ジェンダーや障害者、原発問題等のテーマを取材。2001年に独立し、非営利のインターネット放送局OurPlanetVを設立。一橋大学大学院社会学研究科客員准教授。早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース講師。著書に「ジャーナリズムの条件第4間・ジャーナリズムの可能性」共著(岩波書店)、「ビデオカメラでいこう」(七つ森書館)他