子どもの放射性許容量が年間20ミリシーベルトに設定されている問題で2日、グリーンアクションなど4つのNPO団体が2回目の政府交渉を行った。その中で、原子力安全委員会の事務局は、委員の中では「子どもが20ミリシーベルト被ばくすることを容認している委員は一人もいない」と断言。しかし、文科省の3.8ミリを目安として、モニタリングを強化することを前提に認めることとなったと発言した。また、この決定に際しては、5人の委員のうち4人が参加していたものの、公式な議事録のない非公式な会議であったことが明らかとなった。
前半(厚生労働省)ー放射線管理区域で子どもを遊ばせてもいいのか?
後半(文部科学省・原子力安全委員会)ー誰が20ミリシーベルトは安全と言ったのか?
交渉1時間を過ぎた頃、原子力安全委員会事務局管理環境課の栗原潔氏が、「原子力安全委員会の委員は一人も20ミリを容認していない」と答えた。