福島原発の「廃炉」を求める有志の会は14日、東京電力と菅総理宛てに福島第一原発6基と第2原発にある4基の計10基の廃炉を求める署名を提出した。
福島原発の「廃炉」を求める有志の会は、3月19日に郡山市の原正夫市長が福島県内の原子力発電所全ての「廃炉」を訴えたことを契機に、呼びかけられたもの。翌3月20日から署名を開始し、提出日の4月14日までの3週間で、東電宛の署名:26,539筆菅総理大臣宛の署名:27,308筆が集まった。
呼びかけ人の古荘 斗糸子さんは、「これまで反原発運動をして来た団体などではなくこれまで原発は安全だと信じて来たような人からの署名が多い。そうした個人が動き始めている」と語る。署名は引き続き行われ(第二次締切日:4月30日)、ゴールデンウィーク明けに再び、東京電力と総理大臣宛に提出する予定だ。
提出後、衆議院第2議員会館第3会議室で報告を兼ねた記者会見・院内集会が行われ福島第一原発に隣接した大熊町で長年で原発問題に取り組んで来た大賀あや子さん(ハイロアクションメンバー)や東井怜さん(東京電力と共に脱原発をめざす会)が参加。「一番、恐れていたことが現実になってしまった」と、悔しさをにじませていた。
福島原発の「廃炉」を求める有志の会
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ハイロアクション
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