卒業生の声(2)
岸田浩和さん(2011年卒業生)(映像作家、写真記者)2013年より、映像制作と写真記事の取材ライターとして独立。映像では、ドキュメンタリー制作の他、企業VPやCM、インタビュー、ニュースサイト向け動画/写真コンテンツの制作を手がけている。
www.kishidahirokazu.com
受講のきっかけ ワークショップ参加当時、私は会社員の傍ら、「フリーライター」としてネット媒体に記事を書いていました。東日本大震災の被災地を訪れた際、現地で写真取材を行うフリージャーナリストが、同じ一眼レフカメラを使って動画を撮影している様子を目の当たりにしました。「こんな事が出来るのか。自分も使いこなしてみたい!」と思い、東京に戻ってすぐさまアワプラのワークショップに参加しました。 ワークショップで学んだこと ワークショップでは、一般的なビデオカメラの取り扱いを習得したあとは、撮影テーマの決め方、取材申請の方法、編集のコツと、実際の取材や作品作りに沿ったカリキュラムで進みました。ほとんど撮影経験がなかったので不安でしたが、この時無我夢中で作品を作った経験が、自分の映像作家としてのキャリアのスタートになりました。 インタビューする際の話の引き出し方や、膨大な撮影素材からどこを切り取るかなど、経験値やコツの居るノウハウを中心に教えてもらえたことが、ワークショップ後の活動の自信につながりました。わずか三ヶ月の期間で、映像制作の一通りの過程を学べる場所は、そうそうないと思います。自分で作品を作り始めてわかったことは、カメラ機材や編集ソフトの高度な技術は、必要なときに必要な箇所だけYouTubeや書籍などから、習得すればいいと言うことでした。ドキュメンタリー映像の制作者にとって必要なスキルは、テーマを見つけて取材を行い、作品に仕上げる為の知識と熱量だと感じています。 ドキュメンタリー「缶闘記」 |
ふくしまゆみこさん(2012年卒業生)母親業、映像制作、市民活動、ライター。すべての子どもたちが未来に夢を持って生きられることを願い「持続可能な暮らしと社会」をテーマに、食の安全と健康・エネルギー・自然環境などの問題に取り組み始める。現在は子宮頸がんワクチン問題についての映像を制作中。
http://tera58.net/film/
ワークショップに参加するきっかけ ワークショップに参加して、人生が変わりました。原発事故の後、マスメディアは大事なことほど伝えないということに気づき、身の回りの大事なことを伝えるために映像で記録に残し発信しよう、と思い立ちました。それまではビデオカメラを持ったこともありませんでした。自分だけでなく仲間の多様なアイデアで、デモと地域経済をテーマにしたワークショップ作品「“デモ割”うまれたよ」を作り、それが第33回「地方の時代」ドキュメンタリー映像祭で優秀賞を頂きました。それもきっかけとなり長年勤めた会社を辞め、今はここで出逢った仲間と一緒に映像制作ユニット、tera58film(テラコヤフィルム)を立ち上げ、取材と映像制作を続けています。仲間やOurPlanet-TVの皆さんとの新しいつながりがうまれたことが、大きな収穫です。 ドキュメンタリー「“デモ割”うまれたよ」 |
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