安保法案強行可決〜国会内外に怒号

安全保障関連法案は１５日、衆議院特別委員会で強行採決され、与党単独の賛成により可決された。強行採決時には、野党が「強行採決、反対！」「アベ政治を許さない！」とプラカードを掲げて抵抗。また国会正門前では、法案に反対する２０００人以上が「戦争法案絶対反対！」と声をあげ、国会内外は怒号に包まれた。
　
神奈川県相模原市から国会前にかけつけた古澤さん（４０代）は、仕事を休み、生後１０ヶ月の子どもをベビーカーに乗せて、「ぼくは戦争に行きたくない！」とプラカードを掲げた。「一人の母親として抵抗したい。安倍政権は世論のことを全く無視している。非常に怒りを感じる。あきらめずに抗議を続ける」と訴えた。
　
神奈川県鎌倉市からかけつけた伊藤さん（６０代）は、「戦争法案は、ただの憲法違反だ。これまで２０回以上抗議に参加した。何回でも来て徹底的にやり合う」と意気込んだ。
　
国会前には人が集まり続け、深夜23時すぎまで抗議が続いた。