小児甲状腺がん
2025/04/04 - 09:08

「つながる、黒い雨×甲状腺がん」沈黙を乗り越え、封じ込めを破る

核開発から80年が経つが、内部被曝による被害はいまだに、国内外で十分認識されていないとして、3月6日、東京の青山学院大学で、「核被害と人権 つながる、黒い雨×甲状腺がん〜沈黙を乗り越え、封じ込めを破る〜」と題したシンポジウムが開催された。主催は、311子ども甲状腺がん支援ネットワークのほか、OurPlanet-TVや青山学院大学法学部ヒューマンライツ学科。

シンポジウムではまず、広島「黒い雨訴訟」原告・高東征二さんが登壇。原爆投下時の様子からその後の身体の不調、地域での「黒い雨の会」結成、7年にわたる裁判での闘い、勝訴判決までの道のりを証言した。

続いて、甲状腺がん裁判は原告のちひろさん(仮名)とこはくさん(仮名)が発言。がんと診断されたときの思い、病気のことを友だちにも言えず名前も顔も隠しながら裁判を闘っていること、そんな厳しい状況の中で、原告同士の関係性が深まってきたことを報告した。

高東さんは「友だちにも言えずに耐えてきたと思うとかわいそう」と感想を話した上で、「言えるところから言って、それから力を貸してもらう。輪を広げていくことが大事。真実は貫き通したら、通るということを裁判で知りました。」と二人の原告にエールを送った。これを受け、ちひろさんは、「同じ状況の人たちと集まって、力を合わせることが大切だというお話を高東さんから聞けて、本当に良かったです。同じように苦しんでいる人たちと、もっと輪を広げて、一緒にやっていけたらと思います。」と語った。

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