東京電力福島第一原発の汚染水(ALPS処理水)の海洋放出反対を訴えて、元水原大学教授の李元栄(イ・ウォニョン)さんが9月11日、韓国のソウルから東京まで1600キロを歩き、衆議院議長宛ての請願書を提出した。
「なぜ無理やり海に捨てるのか分かりません。」
李元栄元教授がソウルを出発したのは6月18日。ソウルから朝鮮半島を徒歩で500キロ南下し、7月15日に釜山に到着した。釜山から下関にフェリーで入り、その後、広島や大阪を通過し、9月11日に東京に到着。およそ200人の市民とともに、新橋から、東京電力本社を経て、国会前まで歩き、衆議院議長あての申し入れ書を提出した。