リニア中央新幹線の工事認可の取り消しを求める「ストップ・リニア!」訴訟の中間判決審で原告適格が認められなかった532名のうち、167名による控訴審の最終弁論が30日、東京高裁で行われた。判決は11月28日。
控訴審原告の川村晃生さんは「我々の主張は十分にできたと思っています」「あとは裁判長の判断に任せたい」と述べた。原告代理人の関島保雄弁護士は「憲法に、国民は平等に裁判をうける権利が保障されている」「原告になれないということは裁判を起こすことができないということ」と主張した。
なお、原審となる「ストップ・リニア!」訴訟は7月18日、原告適格が認められた原告249名について、東京地裁は請求棄却を言い渡した。原告側は東京高裁に控訴する方針。
撮影協力:井澤 宏明