LGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティの人権平等を訴える「東京レインボープライド」が22日、23日の2日間開催され、当事者・支援者ら 24万人が参加した。23日には渋谷を練り歩くデモ行進が行われ、昨年の5倍となる1万人が行進した。
渋谷区代々木公園での開催12年目となる「東京レインボープライド」に、コロナ禍前の光景が戻った。イベント会場内は国籍、家族の形を問わず多様な人が参加した。参加者のひとりは「とにかく人が多い」と興奮気味に語った。官邸にLGBT当事者の現実を伝えるため、首相宛の手紙を書くプロジェクトを企画しているにじいろかぞく代表の小野春さんは「イベント中、たくさんの方がここで手紙を書いてくれました」と感謝を口にした。
昨年、パレードを沿道から眺め「いつかフロート車にふたりで乗ってみたい」と語っていた同性カップルのカネさんとコッフェさんは、今年、同性カップルを代表してフロート車に立ち、沿道に向かって手を振った。カネさんは「先人のみなさん、同性婚訴訟をしてくださってるみなさんのおかげで、堂々とここに立てている」と述べた。