LGBT有志団体が12日、 LGBT関連法の整備を求める署名 5万6000筆を、超党派の国会議員で作るLGBT議員連盟に提出した。
一般社団法人fair代表の松岡宗嗣さんは、元首相秘書官によるLGBT差別発言から2ヶ月経っても、元秘書官の更迭や謝罪があっただけで、法整備が進展していないことを批判。「このままではG7に間に合わない」と懸念を表明した。
書名を受け取ったLGBT議連の稲田朋美衆議院議員は「法案の成立に向けて頑張りたい」と述べるにとどまった。
署名提出後の記者会見で、プライドハウス東京レガシー・ユース部の山島凛佳さんは「これまでに何度も署名をしてきましたが、もうこれが最後であってほしい」「間に合わなかった、ということがないようにしてほしい」と法案の早期の成立を求めた。また同性婚訴訟東京二次原告の山縣真矢さんは「あとは政府、岸田首相が決断するだけ」と政治によるリーダーシップの必要性を訴えた。
超党派LGBT議連は、5月に広島で行われるG7までにLGBT関連法案の成立を目指している。