自民党の国会議員が多数参加した「神道政治連盟国会議員懇談会」の会合で、LGBTQなど性的少数者に対する差別的な冊子が配布されていた問題で、LGBTQ+当事者や支援者から構成された市民団体「STAND FOR LGBTQ+」が、7月7日、自民党に要望書を提出した。同団体は、7月4日自民党本部前デモの主催団体。
要望は以下の2点。
❶LGBTQ+に対する差別冊子の内容を明確に否定してください
❷LGBTQ+に対する正しい理解を当事者や有識者から学ぶ勉強会等を通して、自民党内で広めていくことを明言してください
STAND FOR LGBTQ+発起人のアンドロメダさんは「先方は、いろいろな議員に聞かないと、差別かどうかの判断ができない、と言いますが、私からすると空は青色かどうか、というくらい差別が明確なこと。理解されないのがショックです」と述べた。共同発起人のWineさんはアンドロメダさんの同僚だという。問題が起きたあと、同僚・友人として何かできることはないかと考えた後、一緒に活動することを決めた。「(私にとって)何も言わないというのは、差別に加担してるのと同じこと」とし、「いま自分にできる範囲でやれることをやっていけば、希望の光が見えてくると思うと」と述べた。