2019年2月、同性婚を認めないことは憲法に反するとして全国の同性カップル13組が国を一斉に訴えた同性婚裁判をめぐり、4月22日、同性婚法制化の必要性を国会議員に訴える院内集会が開かれ、この日、国会議員66人(代理人出席含む)が集まった。
関西訴訟原告のステラ・スティーガーさんは8月に出産を控えている。パートナーの坂田さんは「アメリカでは結婚しているのでわたしたちの子供として認められますが、日本で同性婚が認められていないため、私には親権がありません」と訴える。
Marriage For All Japanが提供する、国会議員の同性婚への賛否を可視化するマリフォー国会メーターは、「賛成またはどちらかと言えば賛成」が39%を示す(2022年4月22日時点)。同性婚に賛成する参議院議員の福島みずほさんは「異性愛の人は(結婚するかしないか)選べるのに同性愛の人はそもそも結婚届を出せない。自由がないわけです。」と述べる。
札幌裁判に続くか。大阪裁判の判決迫る
日本で初めての司法判断であり、一足早く判決の出た札幌地裁(武部知子裁判長)では、同性婚を認めないことは「憲法14条に違反する」との判断が下された(2021年3月17日)。大阪地裁は6月20日に判決の言い渡しが決まっており、札幌に続くか、注目が集まる。