陸上自衛隊は26日、鹿児島県の奄美大島と沖縄県の宮古島に駐屯地を開設した。政府の進める離島防衛強化策の一環で、中国や北朝鮮の軍事的な脅威を念頭にしたもの。同諸島では初の対艦ミサイル部隊も配備された。31日に開かれた開設式典で原田憲治防衛副大臣は「北朝鮮は、わが国全域を射程におさめる弾道ミサイルを保有し、瀬取りを継続している」「これまで以上に厳しい訓練が不可欠だ」と訓示を行った。
駐屯地の隊員が街中を練り歩くパレードでは、日の丸を手にした住民が出迎える一方、反発の声も。基地周辺には特別天然記念物「アマミノクロウサギ」が生息していることから、「守れアマミノクロウサギ」などと書かれたプラカードを手にした住民らが沿道に並び、「戦争のためのミサイル基地はいりません。日本を守るためでも、島を守るためでもない基地はいりません。」「軍隊がない間は戦争はありませんでした」と訴えた。
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森の映画社
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