外国人労働者の拡大につながる入管難民法の改正案が27日夜、衆院院本会議で可決された。これに先立ち、国会前には、同法案の採決に反対する労働組合などが国会議事堂周辺で抗議集会を行った。
抗議集会は27日正午すぎから行われ、労働組合の組合員や大学関係者などおよそ180人が参加した。主催者のひとり、東京地方労働組合評議会の松森陽一事務局長はマイクを握り、「審議を重ねるほど、外国人労働に問題があり、人権を侵害していることが明らかになっている。」「今回の法案を決して通すわけにはいかない」と訴えた。
このあと、参加者は「外国人労働者の人権を守れ!」と書かれたプラカードや横断幕を広げ、「入管法案は撤回しろ!」「ブローカーの中間搾取を許すな」「技能実習制度はなくせ!」と怒りの声を上げた。