政府が辺野古の新基地建設の工事を再開したことを受けて、反対する市民らが5日、防衛省に対して申し入れを行った。新基地建設に反対する沖縄の民意を黙殺しているとして、工事の中止を求めた。
申し入れを行ったのは、「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」。同会は、2004年に辺野古新基地建設のためのボーリング調査に抗議して、市民グループ約40団体が集まって発足した。この日は、午後6時すぎから約150人が集まって座り込みを開始。「辺野古新基地建設NO!」という横断幕を広げて、防衛省に抗議した。
川崎から抗議にかけつけた60代の女性は、沖縄県知事選で辺野古の新基地建設に反対する玉城デニー氏が当選したことを指摘し「工事の強行は許せない。本土から声を上げたい」と怒りをあらわにした。
政府は、今月1日に米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた海上工事の再開した。現在、土砂埋め立て工事のために、立ち入り禁止を示す海上フロートを設置する作業が行われている。
関連サイト
辺野古への基地建設を許さない実行委員会
http://www.jca.apc.org/HHK/NoNewBases/NNBJ.html