東京五輪の開幕まで2年となった24日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と東京都は、墨田区の東京スカイツリータウンでカウントダウンイベントを開催した。組織委員会の森喜朗会長は「この暑さが再来年に来ても、神様からの思し召しだと思っている。頑張っていきたい」と述べた。
イベントのテーマは夏祭り。会場には、選手や子どもたちが2年後の目標を書いた提灯が設置され、和空間が演出されていた。また、卓球やバスケットボールなど4つの競技が体験出来るブースなどが開かれて、子どもたちで賑わった。しかし、この日も午後5時で、35℃を超えるうだるような暑さ。組織委員会や都が暑さ対策の目玉として掲げる「打ち水」が呼びかけられて、大会マスコットや参加者らが打ち水を行った。
午後7時から開催されたメインイベントには、森会長や、小池百合子都知事、柔道で五輪3連覇の野村忠宏さんや、競泳の池江璃花子さんなどが登壇。小池都知事が「復興なくして東京大会の成功はなし。2年後に備えてしっかりと準備をしていきたい」と語り、約2メートルの提灯を点灯させると、スカイツリーなど全国15カ所の施設が5色の五輪カラーにライトアップされた。イベントの最後に、アスリートや参加者が東京五輪音頭を踊った。