メダルラッシュに沸く韓国で開催中の平昌五輪。その影で、原生林の破壊や、住民の強制移転が行われた。東京五輪の開催に反対する市民が、その現場を視察し報告会を開催した。
今回、韓国視察に行ったのは、東京五輪の開催に反対してきた「反五輪の会」のメンバーで、研究者とアーチストの2人。交流のある市民団体などを頼りに4日間、スケート競技が開催された街カンヌンや、スキー競技が開催されたピョンチャンを訪問。
スキー競技が行われた山では、山林保護地区の原生林40万本が切り倒されていた。環境保護団体が競技場前で抗議行動を展開していたという。
南北融和ムードに包まれた今回の五輪。五輪に反対する声は少数派だ。しかし、膨大な経費に対する反発もあり、カンヌンの街では、住民やアーチストなどが市民メディアセンターを設置。連日情報発信を行っていた。
韓国を視察したアーチストのいちむらみさこさんは、昨年リオ五輪にも足を運んでいる。「日本の五輪報道は感動的な面だけが報道されている。しかし、どの五輪会場でも、環境破壊や、人権侵害などが起きている。被害を受けている人と繋がり、東京五輪の批判をしていきたい」と語った。
ビデオ内で使用している写真:(c)反五輪の会
関連サイト
反五輪の会
https://hangorin.tumblr.com/