渋谷区が野宿労働者などに紹介していた福祉施設で、今年の夏に傷害致死事件が起きたことを受けて27日、支援者らが抗議のデモ行進を行った。
今回デモを呼びかけたのは、宮下公園の再開発問題に取り組んでいる「宮下公園ねる会議」や、野宿者支援活動を続ける「渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合(のじれん)」などで、約30人が参加した。
問題となった福祉施設を運営するのは、NPO法人「さくら福祉推進協会」。生活に困窮した女性向けの無料・低額宿泊所などを運営していたが、今年8月に千葉の福祉施設で80代の入居者が死亡し、職員が傷害致死などの罪で起訴されている。
デモに参加した野宿者らは、「殺人施設にぶち込むことが福祉なのか」「野宿の生活は、貧困者の権利」などと書かれたダンボールを掲げて渋谷の街を練り歩いた。
関連サイト
みんなの宮下公園を守るブログ
http://minnanokouenn.blogspot.jp/
渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合(のじれん)
http://nojiren.wixsite.com/index