福島第一原子力発電所の事故を受け、脱原発を訴え、9月3日、約100人が東京・府中の街をデモ行進した。集まった人々は、「原発の再稼働をゆるさない!」「原発はいらない!」と抗議の声をあげた。
主催したのは、府中市で生活する市民らが毎年開催している「府中平和まつり」の実行委員会メンバーらで、反原発のデモを開催するのは今回がはじめて。子どもからお年寄りまで、地元の人を中心に約100人が集まり、抗議の声を上げた。
府中平和まつり実行委員会のメンバーの1人の女性は、デモを開催するきっかけについて、お祭りの打ち合わせのお酒の席で、「原発のことは平和につながることで、行動して形にしたい」とメンバーらが話し合いデモの開催が決まったという。
デモに参加していた男性は、「大きなデモに参加するのも大事だけど、地域で仲間を集めて、デモを開催することに意味がある」と話し、原発いらないという声を、言い続けていかなければならないと訴えた。
府中市で24年続く、府中平和まつりは、9月11日に開催される予定で、前日の10日には、原子力資料情報室の古川路明さんや、元原発労働者らによる講演会が開かれる。
第24回府中平和まつり
http://d.hatena.ne.jp/peace25