犯罪の計画段階で処罰可能とするいわゆる「共謀罪」法案が23日午後、衆議院で自民・公明党と日本維新の会などの賛成多数で可決された。民進党や共産党など野党が反発する中での本会議採決となった。
暑い日差しが照りつける中、議員会館前には、法案に反対する市民ら約1000人が集まり「共謀罪は必ず廃案!」と抗議の声を上げた。
今回の行動を呼びかけた「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の山本さんは、「共謀罪は、人権抑圧で市民の監視をもたらす。運動を広げて必ず廃案にもっていきたい」と力をこめた。
抗議に参加した都内在住の大瀧妙子さん(70代)は、子どもや後の世代のために国会前にかけつけたという。「政府の批判など、自分が思うことが言えない世の中がくる。民主主義の崩壊で、絶対に許せない」と廃案を求める声を上げ続けた。
関連サイト
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
http://sogakari.com/
「共謀罪」反対イベント
http://netarob.wixsite.com/himitsu-kyobou/blank-2