大阪市の学校法人「森友学園」理事長の籠池泰典氏が23日夜、国会の衆参両院予算委員会で行われた証人喚問後、都内の日本外国特派員協会で会見を開いた。籠池氏は2015年11月17日に昭恵首相夫人の秘書から送られてきたというFAX書面のコピーを配布。「この紙が来て以降、急速にものごとが進んだが、その後、同じスピート感の逆風が吹いている」と述べた。
会見で配付されたファックスのコピー
籠池氏は安部氏が直接、口利きをしていると思わないと主張。財務官僚などが安部首相の意向を忖度して、土地取引が進んだのではないかと発言。また。証人喚問で「神風が吹いた」と発言したことについては、「瞬間風速の速い神風が吹きました。ところが、その後、同じくらいスピード感のある逆風が吹いています。その風が果たして、ゆっくりした風になるのか、いい方向の神風になるのか私は分かりません。」とした上で、「逆風を吹かせたのは安部首相に近い維新の会」と名指しした。
また、「安部首相が首相がウソをついているなら辞任すべきか」との質問については「ウソはいけない。でも、私は安倍首相のことは好きなんです。立派に職制を務めていただきたいという思いはある。」と複雑な心境を見せた。