放射性物質に汚染された食物による内部被ばくの懸念が高まる中、有機野菜の宅配サービス会社が、6月9日から、西日本産の野菜のみを集めた宅配野菜セットを販売する。
西日本産の野菜セットを販売するのは、有機野菜や自然食品などを扱う会員制宅配サービス「大地を守る会」。子育て世代の会員から、放射性物質の影響の少ない西日本地域の野菜が欲しいとの要望が多数寄せられたことから、今回の野菜セットの販売を企画したという。
商品名は「西から応援野菜セット」。放射性物質を避けたいという側面だけでなく、西日本の生産者から復興を応援したいという想いも込められている。奈良に本部を置く王隠堂農園と同農園と関わりのある生産者ネットワークが収穫した野菜が中心となる見込みだ。
同セットは、会員向けの宅配サービスのほか、ウェブストアでも単体で購入が可能。根菜類、葉物類、果菜類、きのこ類、果物など6~7品目が入る2〜3人家族用のセットで、会員向けが2180円(税込)で、ウェブストアは2380円(税込)となる、価格のうち100円は「大地を守る震災復興支援基金」に充てられ、被災地の復興に役立てる。
同会では、5月16日により、販売している野菜などの放射線測定値を独自に計測し、ウェブサイトと会員向けのチラシに掲載している。
大地を守る会ウェブストア(6月9日(木)13時30分〜より掲載)
https://store.daichi.or.jp/