福島からOurPlanetTVへ メッセージ
菅野吉広さん
(渡利の子どもたちを守る会代表)
渡利の子どもたちを守る会(SAVE WATARI KIDS)代表 菅野吉広です。本日はOurPlanetTVさんを応援したく皆様にメッセージを書きました。
私たちとOurPlanetTVさんの出会いは、今だ収束しない放射線問題の取材に福島市渡利地区に来ていただいたのが最初でした。私は当時OurPlanetTVさんの存在を知らず、取材の申し込みがあったとき普通の報道関係だと思っていました。
OurPlanetTVさんの取材をお受けする前にも報道各社や雑誌、新聞等の取材を沢山受けていて、報道機関に対して若干の疑念を持っていた時期でもあります。(疑念とは事実と違う事を報道する事です。)
ですがOurPlanetTVの白石さんと初めてお会いして、何か今までの報道関係者とは違う何かを感じ、当時はその何かが分からずにいました。
その後、OurPlanetTVさんとのお付き合いは続きその中で、OurPlanetTVさんが真実を皆さんに伝える事ができる数少ない報道制作会社であること、また白石さんが一人の母親であり私たちと同じ目線にたって物事を伝えていることを知りました。そんなお付き合いの中で、現在私達、渡利の子どもたちを守る会はOurPlanetTVさんを信頼し頼りにもしております。
しかし私たちは、重大な事実をしりませんでした。
それはOurPlanetTVさんが小さな報道機関であり、権力に屈さない自由な報道姿勢を貫くために、企業からの広告は一切得ておらず、会員の方や一般の方の寄付により会社を運営していたのです。
このメッセージを見ている方々にはご理解いただけると思いますが、NPO法人の運営は大変です。事故後、福島への頻繁に入っているために取材経費もかさみ、OurPlanetTVさんは存続の危機に瀕しているというのです。
OurPlaneTVさんが、一般の報道機関では伝えられない真実を伝えることは、今だ先が見えず苦しんでいる多くの家族や多くの子どもたちを救うことに繋がっていきます。今、子どもたちを守ってくれるOurPlanetTVさんを私達は無くすわけには行きません。
全国の皆様お願いです、OurPlanetTVさんを助けてあげてください、皆さんからの暖かいご支援をお願いいたします。私達、渡利の子どもたちを守る会も微力ながらOurPlanetTVさんを応援していきたいと思います。
うのさえこさん
(福島市から福岡県へ子どもと避難)
レベル4?SPEEDI?直ちに健康に影響はない?風評?20ミリシーベルト基準?除染?食べて復興支援?がれき受け入れ?事故収束…?
3・11後、フクシマの私たちは、数々の嘘・まやかしに苦しみ、引き裂かれました。ひとりひとりのかけがえのない命と未来を守るため、私たちに必要なのは、真実の言葉と本当の議論、そこから生まれる人と人とのつながりです。
市民のインターネットメディアOurPlanetTVが、3・11後一貫して、福島人の声を、叫びを、伝え続け、本当に議論しなければいけない問題を取り上げ続けてくれていることに、心から感謝します。こうした市民メディアは、ポスト3・11社会に生きる私たちの命綱。アワプラTVを、みなで応援し、育てていきましょう。
武藤類子さん(福島県三春町在住)
私たちは従来のマスメディアの報道の在り方に、長い間落胆し続けて来ました。本当に欲しいのは、特定の存在や国策に左右されない『真実』です。近年活躍を続けている独立系メディアに、そのような意味で希望を感じます。アワープラネットTVからは、冷静な報道、真摯な視点、作り手の熱い心が伝わって来ます。市民が自分自身を守るために、そして新しい価値観の世界を創るために必要な存在です。私たち市民が支え、互いに高めあって行きたいですね。
中手聖一さん
(福島市から札幌へ家族で避難)
福島原発事故から1年余り、組織内に引きこもる多くのマスメディアの中にあって、OurPlanetTVの存在は輝いていました。常に福島の子どもたちに視線を向け、必要とされるときに、いつもそばにいて、大切な事実を伝えてくれました。「誰のための、何のための報道なのか?」、身をもって示していてくれます。OurPlanetTVによって、どれほど福島の子どもたちが救われたか知れません。心から感謝の気持ちを表します。
原発事故によって露になった日本の真の姿。この国も、私たち自身も今度こそ心底変わらなければなりません。中でも報道界は根幹神経からの変化が必要です。その先頭をOurPlanetTVは走り続けていてください。
宍戸隆子さん
(伊達市から札幌へ家族で避難)
福島で取材に応じてくれる人を探している。その、Twitter上の呼びかけが私と白石さんが出会うきっかけだった。以後OurPlanetTVは私にとって気になる存在だ。震災と原発に翻弄される福島の人々に寄り添い、テレビには流れない生の声を伝える…。OurPlanetTVは、そのことにずっとこ だわってくれていると感じている。そこにある、ヒューマニズムと既存のメディアに向けられている冷静な視線は、これからさらに必 要になるのだと思う。私 はOurPlanetTVを心から応援する。そしてこれからも、私たちがどこへ行くのか追いかけてほしいと願っている。
志田守さん
(福島県郡山市在住/家族は岡山に避難中)
時代はインターネット。活字による緩やかな伝達もあるが、ネット配信映像からのダイレクトな伝達は即効性に勝る。OurPlanetTVさんから取材申し込みが来たのは、昨年6月19日。郡山市のとある場所だった。
他に、5~6人の弁護士さんも一緒に来ており、何故そこに私がいるのかさえも理解できなかった。そして弁護士さんの前で、郡山の現状に付いて話した。カメラを回していたのが白石さんだった。
ハーメルン・プロジェクトを立ち上げてから、いろんなメディアの方から取材を受けた。とにかく目まぐるしい日々が続いた。そんな中で通常とは違う、いわゆるインデペンダント系からの取材は、初めてだった。独自の視点を持ちながら、これと思った人に焦点を合わせて取材する。
ちょうど私の動きに似てもいたのは共感できた。OurPlanetTVさんのような活動は、非日常の中では輝きを増す。もちろん、財政的にも恵まれている訳ではない(失礼)中での活動は大変な面もあるだろう。このような支援も私たち福島県人にとってはありがたいと思っています。子どもたちの未来のために!!
齋藤夕香さん
(夫が海外滞在の中、飯野町から3人の子どもと京都にと避難。高校生の長女は福島に残り、祖父母と生活中)
私達福島県民をはじめ日本全体が、東日本大震災による原発事故の影響で、今現在も混乱状態が続いております。
あの頃を思い返せば、やり場のない苦しみや辛さが湧き、これからの未来がどうなってしまうのか、本当に不安でいっぱいです。
昨年の5月、福島の母親として年間20mSv撤回に文科省へ政府交渉に行き、その時OurPlanetTVの白石さんに出会いました。あの時、白石さんが真剣に私の話を聴いて下さった姿が今も目に焼き付いています。そして、ついこないだのように感じています。
私達の行動をネットで配信して頂くことで、さらに無関心な人達の気持ちを動かすきっかけを作って下さいました。日本の「報道」に対し、テレビ新聞はどうしてもっと真実を真っ直ぐ伝えてくれないのかという苛立ちを感じている中、OurPlanetTVは本当に心強い支えです。もっともっと私達福島県民、国民の声をたくさんの人々に届けて下さい。そして、報道とはこういうものだと、知らせてください。心から応援しております。
そして、今までの活動と、真の私達を伝えて下さり、この場をお借りし、感謝いたします。