東京・霞ヶ関の経済産業省前にテントを設置し「脱原発」を訴えている市民らが17日、関西電力の大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼動に抗議し、集団ハンガーストライキを開始した。
この日、ハンスト入りしたのは約10人。数日から1週間程度で交代しながら、現在唯一かどうしている北海道電力泊原発3号機が定期検査に入る5月5日までの19日間、続けられる。この日は、作家の広瀬隆さんや落合恵子さ んをはじめ、ルポライターの鎌田慧さん、講談師の神田香織さん、元国立市長の上原公子さんが駆けつけたほか、衆議院議員の服部良一(社民党)もハンスト入りした。
呼びかけ人の一人、淵上太郎さんは、「どうしても5月5日を原発ゼロでむかえたい」と発言。また、福島から駆けつけたの黒田節子さんは「福島は今でも被曝している。再稼動は絶対阻止したい」と訴えた。
福井県庁ロビーにて、3月25日から1週間ハンガーストライキをしていた明通寺(福井県小浜市)の住職・中島哲演さんも駆けつけ、「福島の子どもたち、日本全国の子どもたち、世界の子どもたち、後からやってくる者たちのために、再稼動を許すことなく、原発ゼロの日をむかえることは、大人たちがプレゼントできる最高の贈り物になる」と訴えた。
すべての原発が止まるのは、日本原子力発電東海原発が1969年8月に定期点検を終えて営業を再開して以来、42年ぶりとなる。
経産省前テントひろば
http://tentohiroba.tumblr.com