2015/07/11 - 20:42

「安保法制は違憲」女性弁護士140人が集合

安保法制に反対する女性弁護士たちが10日、東京霞ヶ関の弁護士会館に集まり、「安保法制は違憲だ」「政府が憲法を超えるようなことは絶対にいけない」と次々に声を上げた。集会には、ピンクのスカーフを身に着けた約140人の女性弁護士が駆けつけ、会場は熱気に包まれた。
 
今回の行動を呼びかけたのは、東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会の3つの弁護士会の女性弁護士たち。東京弁護士会の大森夏織副会長は、「女性たちは、子どもや孫にどんな影響を与えるか、大変不安に感じている。弁護士として答えていきたい」と行動しようと思い立った理由を語った。
 
集会では女性弁護士たちが次々とリレートークを行った。2年前にアウシュヴィッツを訪れたという金澄道子弁護士は、ドイツでヒトラー内閣時に成立された「全権委任法」を例に出し、「ドイツでは、憲法を超えても政府に委任してしまうという法律が成立した。法律が憲法を超えてしまうことがどんなに恐ろしいことか。(日本で)同じようなことが起きている。政府が憲法を超えては絶対にいけない」と訴えた。
 
伊藤和子弁護士は、「集団的自衛権の行使によって、アメリカと一緒になって、無実の人を殺す殺戮の当事者になってはいけない」と語り、廃案に向けて意気込んだ。
 
集会後、女性弁護士らは有楽町駅前に移動し、アピール行動を行った。
 

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