日本スポーツ振興センター(JSC)は5日、2020年東京オリンピックに向けて建て替える国立競技場の解体工事を報道陣に公開した。工事はすでに1月7日に始まっていたが、報道陣への公開は今回が初めての公開となった。
国立競技場では大型のクレーン車18台が次々とスタンド席を解体していた。1段目スタンド席は既に解体され、スタンドの一部が残っている状態だった。解体工事は、昨年7月に開始される予定だったが、建設費の高騰による入札の不調や、日本スポーツ振興センターの不手際により談合疑惑が持ち上がるなどし、半年遅れで始まった。
日本スポーツ振興センターは、9月中に解体工事を終了させ、10月から新しい国立競技場の建設を開始する予定だ。