ギャラの遅配や不払いなどの改善を求めて、出版関連のフリーランスら60名が、5月25日、神保町でデモ行進を行った。集まった人々は、「ギャラを支払え!」「フリーランスや非正規労働者の使い捨てを許さない!」など声を上げ訴えた。
この日の「出版フリーランス・デモ」の主催は、出版業界にフリーランスの形で関わるライターや編集者、校正者、デザイナー、カメラマンなどが集まる「出版フリーランス・デモ」実行委員会。出版不況といわれる中、最も厳しい環境にさらされているフリーランスが待遇改善を求めた。60名のメンバーは、神保町の書店街をデモ行進し、歌を歌ったり、「フリーはただじゃない!」などメッセージを込めたプラカードを掲げてアピールをした。
参加者の女性は、「フリーランスが仕事を見つけるのは困難だけど、皆で連帯して生きて行きたい」と話した。実行委員の太田胤信さん(50代男性)は、「出版だけでなく、商品にはいろんな人の手がかかっている。値段だけを考えるのではなく、これを作るにはどういうことをやっているのかなど、たまに考えて欲しい」と訴えた。
出版フリーランス・デモ実行委員会 公式ブログ
http://d.hatena.ne.jp/freedemo/