韓国ソウルで市民のためのメディアセンターを運営してきたMediACTが今、危機に立たされてている。
メディアクト(MediACT)は韓国のメディア運動を牽引してきたメディア団体で、2002年からソウルのメディアセンターを 運営してきた。
優れたドキュメンタリーや独立映画を生み出すとともに、移住労働者やシングルマザーなど、社会的に疎外されている人々を対象にした出張ワークショップなどを精力的に展開。コミュ二ティメディアの分野では、世界で最も信頼されているメディア活動のひとつと数 えられてきた。
しかし、李明博新政権はメディアの締め付けを強化。メディアセンター運営者を新しい公募システムで選定することととし、去る1月 21日に、メディアアクトとは別の団体をソウルのメディアセンター運営者として選定した。この結果、メディアクトは2月1日までに退去するよう勧告されている。
映像は、1月27日(水)にソウルの映画振興委員会(以下映振委)前で、メディアクトの受講生や講師、独立映画の制作者やクリエ イターなど約120 人が集まった抗議行動の様子。この後、映振委に申し入れを行い、記者会見を実施した。映振委は、政府から資金を受け映画振興を行っている団体で、これまで、メディアクトにメディアセンターの施設運営資金を助成してきた。
現在、全世界に緊急の署名が呼びかけられている。
http://www.gopetition.com/online/33662.html