24日に開かれる日米首脳会談に合わせて、環太平洋連携協定(TPP)参加に反対する市民が22日、首相官邸前に集まり抗議行動を行った。北海道や岡山県からの農家も駆けつけ「オバマ大統領の来日土産にTPP合意は許さない」「農業をつぶすTPPはいらない」と訴えた。
抗議行動の主催は、毎月第一火曜日に首相官邸前で抗議行動をしている「STOP TPP!!首相官邸前アクション」。呼びかけ人には、東京大学の醍醐聰名誉教授や、北海道農民連盟の山田富士雄委員長、全国保険医団体連合会の住江憲勇会長などが名を連ねた。
アジア太平洋資料センターの内田聖子さんは、「TPPは秘密交渉なので、国民は正確な情報を知ることができない。賛成反対を考える前の段階で、情報がないことを地元の国会議員や内閣官房のTPP対策本部に訴える必要がある」と話した。
23日にもTPP阻止国民会議の呼びかけで、衆議院第二議員会館前で座り込みの抗議活動が行われる。