「子どもたちがいる場所にまだ置いておいて」
「廃炉作業が終わってません」
福島県の住民らは16日、県内のモニタリングポストの一部を撤去する方針を決定した原子力規制委員会に対して、撤去の見直しを求める要請書を提出した。
原子力規制委員会は、3月に避難区域外にあるモニタリングポストの撤去を決定。これを受けて、特に子どもの健康や安全を考える福島の女性たちが中心となって、「モニタリングポストの継続配置を求める市民の会」が結成され今回の行動になった。
要請書では、モニタリングポストの撤去は住民が決めること、福島第一原発の廃炉作業が全て終えてから撤去をすること、住民説明会は撤去を前提としてないで開催することなどの3点を求めている。要請書には、福島内外の市民団体182団体が賛同した。
要請書を受け取った原子力規制庁の武山松次課長は、モニタリングポストの撤去の理由について「線量が低くて安定している。役割を終えている」と回答した。
モニタリングポストは原発事故後に学校や保育園などを中心に設置された。原子力規制委員会は、避難指示が出た12市町村以外にあるモニタリングポスト約2400台を、住民説明会などを行い2020年度末までに撤去するとしている。「モニタリングポストの継続配置を求める市民の会」は、現在、インターネット上で署名を集めている。
【署名サイト】モニタリングポストの継続配置を求める市民の会
https://www.change.org/p/%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E7%B6%99%E7%B6%9A%E9%85%8D%E7%BD%AE%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%82%8B%E5%B8%82%E6%B0%91%E3%81%AE%E4%BC%9A-%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%92%E6%92%A4%E5%8E%BB%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84
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