福島第一原発事故
2011/03/19 - 20:45

【福島原発】放射能による内部被ばくへ警告〜緊急現地報告

日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)のメンバーら6人が取材チームを結成し、東北・関東大震災直後の3月13日、福島第一原子力発電所のある福島県双葉町へ取材に入った。東京に戻ったばかりのメンバーに話を聞く。(訂正:「双葉町」は「ふたばちょう」ではなく、正しくは「ふたばまち」です。お詫びして訂正いたします)

スタジオ報告:豊田直巳(JVJA/フォトジャーナリスト)
森住卓(JVJA/フォトジャーナリスト)
ビデオ出演: 広河隆一(DAYS JAPAN編集長/フォトジャーナリスト)
ビデオ撮影: 綿井健陽(JVJA/ビデオジャーナリスト)

取材班が取材に入った13日は、3号機が冷却機能を失い、原子炉格納容器の圧力が高まっているとして、放射性物質を含んだ蒸気を外部放出した直後の時間。このため、放射線の計測器の値は非常に高く、原発から4キロ離れた双葉町役場では携帯していた3種類の計器はすべてメーターが振り切れた。最も高い値を計測できる計器は1000マイクロシーベルト。

放射線の粒子は非常に細かいため、体内に入りやすい。森住さんは、イラクの劣化ウラン弾被害の取材経験から、内部被曝によって、多くの子どもたちが甲状腺がんになっている事実を挙げ、その危険性を指摘する。劣化ウラン弾から検出される放射能の値は、今回、放出されている放射能にほど大きくないのだと言う。

また、地震の10日前までチェルノブイリ原発の被害地を取材していた豊田さんは、25年経ってもなお、30キロ圏内には人の立ち入りが禁止されている実情を語り、同じような悲劇を繰り替えないためにも、浜岡原発はすぐにも停止すべきだと主張する。

※取材されたメンバーは上着類はすべて捨て、靴や車両などの除染作業もしっかりとされています。

YouTube【福島原発】放射能による内部被ばくへ警告〜緊急現地報告

【福島原発】計器メーター振り切れ、放射線計測不能
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/913

日本ビジュアルジャーナリスト協会
http://www.jvja.net/
DAYS JAPAN
http://www.daysjapan.net/

Standing Together, Creating the Future.

OurPlanet-TVは非営利の独立メディアです。視聴者の寄付を原動力に取材活動を展開しています。あなたもスポンサーとして、活動に参加してください。継続的に支援いただける方は会員にご登録ください。

※OurPlanet-TVは認定NPO法人です。寄付・会費は税額控除の対象となります。