2018/08/15 - 10:55

【辺野古は今】遺志継ぎ「基地建設阻止」~県民大会

(C)森の映画社

名護市辺野古への米軍基地移設計画撤回を求める県民大会が11日、那覇市の奥武山陸上競技場で行われた。台風による雨にもかかわらず、目標の3万人を超える7万人が参加(主催者発表)。8日に亡くなった翁長雄志知事を追悼する厳粛な雰囲気の中、「辺野古工事撤回」への決意を新たにする場となった。

翁長氏を悼ぶ黙禱から始まった集会。翁長知事の息子・翁長雄治那覇市議が登壇し、翁長知事が生前に語っていた言葉を紹介した。どうしたら辺野古新基地建設を止められるのか、病室のベッドの上でも資料を読みあさっていたという翁長知事。「沖縄は試練の連続だ。しかし、ウチナンチュが心を一つにして闘うとき、おまえが想像するよりもはるかに大きな力になる」と何度も語っていたと述べ、「最後まで諦めず、辺野古新基地建設が止められたと父に報告できるよう頑張ろう」と呼びかけた。

また知事の職務代理者である謝花喜一郎副知事は、翁長知事について「まさに闘いがここからというところで志半ばで病に倒れ無念だった。」と追悼の言葉を述べ、「新たな基地を造らせないという翁長知事の思いを受け止める」と、辺野古埋め立て承認撤回に前向きな姿勢を示した。

動画は森の映画社の撮影。翁長知事の息子・翁長雄治那覇市議、山城博治現地闘争部長、謝花喜一郎副知事のスピーチノーカット版(20分)。OurPlanetTVでは、森の映画社の協力を得て、緊迫した辺野古関連の映像を随時配信していきます。

森の映画社
http://america-banzai.blogspot.com/

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