米軍普天間飛行場の県内移設に反対する沖縄県民や、県外有志のメンバーら約100名が、4月6日、首相官邸前に座り込み、抗議の声をあげた。その後メンバーらは、内閣府を訪れ、県内移設をしないように請願書を鳩山首相宛てに提出した。
この日の座り込みを呼びかけたのは、読谷村議会議員の知花昌一さん、彫刻家の金城実さん、読谷村の農業従事者の知花盛康さんら6名。
参加者100名が集まる中、午前10時30分、座り込みがはじまった。呼びかけ人らがスピーチを行い、米軍普天間飛行場の県内移設の反対の声を次々にあげた。読谷村の農業従事者の知花盛康さんは「全国の0.6パーセントしかない沖縄の地に、75パーセントの米軍基地が集中している。このような現実を考えて欲しい」と訴えた。
代表のメンバーらは、鳩山首相に請願書を提出するために内閣府を訪れた。内閣府の担当者は、内閣府の門の外で請願書受け取りを求めたが、沖縄県民らがこれを拒否したため、内閣府の中の一室で請願書の提出がされた。読谷村議会議員の知花昌一さんは、「マスコミを通して、県内移設の案が聞こえてくる」と、抗議し、県内移設はしないように内閣府の担当者に請願書を提出した。
12時からは衆議院会館にて、「美ら海・沖縄に基地はいらない!勝連沖埋立案を許さない!緊急院内集会」が行われた。200名以上の参加者があり、会場は満員で廊下まで人があふれ、中に入れない人も現れ注目を浴びていた。
座り込み行動は、4月9日まで連日午後5時まで行われる。