新型コロナウィルスの感染拡大に伴う緊急リポート第5弾。今回は、休業要請が広がる中、打撃を受けている雇用と生活について、ジャーナリストで、和光大学名誉教授の竹信三恵子さんにお話を伺う。
非正規雇用の女性から全職種に影響
労働問題に詳しい竹信さんによると、2月27日に学校の一斉休校が決まった直後は、子どもを育てる世代の女性労働者や介護・看護・接客業への影響が大きく、3月時点では、非正規労働で働く女性を直撃したという。
しかし休業対象が広がるにつれ、影響は全職種に拡大。4月18日(土)19日(日)の2日間にわたり、全国で行われた貧困問題や労働問題に取り組む団体による電話相談に寄せられた相談件数は5009件にのぼり、雇用保険などの枠外にある自営業やフリーランス・個人事業主からの相談が多かったという。
生活に不安を抱える世帯が急増していることから、竹信さんは、ゴールデンウィーク中も役所での対応を行うべきと指摘。こDV被害に苦しむ女性たちが耐えかねて、着の身着のまま家を出ざるを得ないケースなども想定されるとした上で、5月7日以降も緊急事態宣言が継続することを前提に、連休に入る今の時点で、その後の対策まで打つ必要があると警鐘を鳴らす。
ゴールデンウィーク中の5月2日と3日にも電話相談が予定されている。
【日 時】 5月2日(土)、3日(日)13時~20時
【電話番号】 埼玉県の方:048-864-1622
他地域の方:0120-333-774
外国人専用(英語、日本語可):0120-987-215
【主 催】 生存のためのコロナ対策ネットワーク
前回4月18日、19日に実施した「コロナ災害を乗り越えるいのちとくらしを守る何でも相談会」の集計結果はこちら(PDF)外部サイトに飛びます
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