「セクハラ被害者を孤立させない」
「セクハラは許さない」
福田淳一財務事務次官のセクハラ問題で23日、黒服を着用した女性たちが、永田町の衆議院議員会館に集まり被害者に連帯を示した。
行動を呼びかけたのは、大学教授や弁護士、市民団体のメンバーら。セクハラ問題を告発した被害者がバッシングを受けていることに対して、被害者を孤立させないようにしようと急遽呼びかけられた。
夕方18時すぎになると、黒服を来た女性たちが約200人が集まり、「#With You」のプラカードを掲げて、約10人が次々とスピーチを行った。
ジャーナリストの林美子さんは「被害者が傷つき孤立している。彼女の気持ちに寄り添いたい。女性記者が自由に能力を発揮できるようにすることが、この国の報道を良くしていくことに繋がる」と語気を強めた。
呼びかけ人のメンバーである三浦まり上智大学教授は「被害者バッシングが起きるのは加害者が責任をとらないからだ。加害者が厳正に対処されるのかどうかにかかっている」と今回の政府の対応を批判した。
集会の最後、集まった人びとは、連帯を示すために「#With You」のプラカードを掲げた。