11月7日に豊洲市場へと移転予定だった築地市場。しかし、土壌汚染を防ぐための「盛り土」問題などが勃発し、小池都知事が移転延期を決めた。移転延期のニュースが大きく取り上げられる中で、築地に生きる人びとは揺れている。そんな築地の場外市場で、写真家の本橋成一さんが、写真展「築地魚河岸ひとの町」を開催中だ。
会場の一つである「築地魚河岸」は、豊洲移転後も、築地のお客さんに継続して買いに来てもらおうと、築地市場に隣接する築地場外市場に11月19日にオープン。入り口がガラス張りで、食堂も備えるビルで、仲卸を経営母体とした小売り店約60軒が入居。しかし、当初は10月オープンの予定で、入居しない小売店も2店ある。この空いたスペースに、本橋さんが1980年代から15年に渡り記録した築地の人びとの写真が並んでいる。
「ここは残り少ない、人間らしく棲める町」。
築地についてこう語る本橋成一さんにお話をうかがった。
写真展情報
本橋成一写真展 築地魚河岸ひとの町」
「築地魚河岸」会場
住所:中央区築地6 丁目26-1 小田原橋棟内・1 階店舗施設内
会期:2017 年1 月31 日(火)まで
営業時間:午前7時から午後2時
定休日:12月23日(金)、12月31日(土)〜1月4日(水)、8日(日)〜9日(月)、
1月15日(日)、18日(水)、22日(日)、25日(水)、29日(日)
「築地メリーキャブ」会場
住所:中央区築地6 丁目23-12 秋本ビル2F
会期:12 月23 日(金)まで
営業時間:午前11時から午後5時
定休日:会期中無休
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築地は「ひとの町」~本橋成一さんインタビュー