2015/06/11 - 16:10

「住宅支援の継続を」福島県庁前で避難者がハンスト

東京電力福島第一原発事故で、福島県富岡町から神奈川県へと避難を余儀なくされた坂本建さんが、4日から福島県庁前でハンガーストライキを始めた。

坂本さんが求めているのは、「自主避難者(区域外避難者)への住宅支援」と「福島県知事が避難者の声を直接聞く公聴会の開催」。

原発事故前、坂本さんは福島県富岡町で両親と自分の家族(妻と子ども3人)の2世帯で暮らしていたが、2011年3月に神奈川県へと避難を余儀なくされた。坂本さん自身は、自主避難者ではないが、5月17日に自主避難者の住宅支援が再来年度以降打ち切りの報道がされて以降、連日のように、自主避難者が福島県や国への申し入れを行い、県が「国と協議中で何も言えない」と繰り返し回答するを聞いてきた。

「避難者の生活がかかっている。」「人権や命が踏みにじられる。県は犠牲になる人の責任をとれるのか-」坂本さんは、県庁前でハンガーストライキに踏み切った。水と塩のみを摂取し、昼に30度を超える中で座り込む。ハンガーストライキは7日をすぎ体力も厳しいが、福島県の職員や通行人に声をかけ続けている。

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