2015/01/16 - 16:55

辺野古工事「絶対認めない」〜沖縄県議が東京で訴え

沖縄県議会議員団は15日、名護市辺野古に米軍基地を建設しないように求めた沖縄県議会の意見書を内閣府や防衛省、外務省、米国大使館に提出した。提出後、県議らは東京・御茶ノ水で報告集会を開催し、新垣清涼沖縄県議会議員は「基地押しつけは、絶対に認めない」と訴えた。
 
上京した県議は、社民党、県民ネット、公明党、共産党、沖縄社会大衆党、うまんちゅの会に所属する12人。報告集会には、沖縄選出の国会議員4人も参加した。冒頭のあいさつに立った新垣議員は、辺野古の工事再開に対して「なぜ沖縄県民だけこんなに差別されるのか。」「地域がNOと言っていることを押しつけるのか、皆さんも考えて欲しい」と呼びかけた。仲村未央沖縄県議会議員(社民・護憲ネット)は、沖縄県内で初めてとなる県外からの埋立土砂搬入について「生態系を撹乱することになる」と批判した。また照屋寛徳衆議院議員(社民党)は、「今年は悲惨な沖縄戦終結から70年。非戦と護憲の誓いをあらたにして戦って参りましょう」と語気を強め訴えた。
 
辺野古では同日に沖縄防衛局が、去年9月から中断しているボーリング調査再開に向けた海上での作業を始め、これに対して基地建設に反対する市民らが米軍キャンプ・シュワブゲート前や海上などで抗議するなど、緊迫した状況が続いている。東京での報告集会には300人以上がつめかけ、開始前から立ち見が出るなど会場は熱気であふれた。1月25日には、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックやピースボートなど平和団体からなる「1.25国会包囲ヒューマンチェーン」実行委員会が国会を人間の鎖で取り囲む抗議行動が予定されている。
 
関連サイト
1.25 国会包囲ヒューマンチェーン
沖縄の民意を無視するな! 辺野古に基地はつくらせない!
http://www.jca.apc.org/HHK/2014/125kokkaihoui%20_index.html
 

 


 

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