OurPlanetTVは今年11月、ウクライナを2週間ほど訪問し、低線量汚染地域(年間0.5ミリ~5ミリ)において、子どもたちの健康はどうなっているのか、どのような被ばく防護策がとられているかを取材した。その緊急報告会を参議院議員会館で開催した。汚染地域での子どもの健康を守るため、教育科学省や教育委員会、学校がどのような役割を果たしているのか。特に健康診断や保養システムに焦点を当てて報告した。
報告:OurPlanetTV 白石草
コメント:学芸大学 大森直樹准教授(『東日本大震災と教育界』『福島から問う教育と命』)
当日配布資料
http://www.ourplanet-tv.org/files/report.pdf
参考資料(政府の内閣府原子力被災者生活支援チームの作成のチェルノブイリ報告書)
http://www.ourplanet-tv.org/files/sienteam201206.pdf
報告概要
・汚染地域における学校支援策(授業時間の短縮/体育のグループ分け/テストの免除)
・健康被害の状況と事例(低線量汚染地域コロステンの学校/一般家庭取材から)
・公的な保養の仕組み(夏休み/学期中/教育委員会内の保養委員会)
・健康診断とチェルノブイリ障害者認定システム(学校/地域/州/国の役割)
・ウクライナにおけるチェルノブイリ法の現状と日本の政策