福島県郡山市の小中学校に通う子ども14人が、市を相手に起こしている「福島集団疎開裁判」の原告団の呼びかけで、10月15日、安全な場所での教育などを求め、郡山市で集会とデモが行われ、約500人が参加した。
参加したのは、福島県内の保護者や福島から東京へ自主避難している母親、裁判支援者など。集会では、裁判の原告側代理人の柳原敏夫弁護士が裁判の進捗状況を説明し、支援を訴えた他、郡山市から東京に避難している伊藤ちえさんは、「東京の方は、まだまだ原発の事故は分かるけども、そこにいる人がどんな暮らしをして、どんな思いで生きているかというのが分かりません。そういうことを伝えたい」と、東京にいても福島にいる人々と繋がっていると話した。
福島県田村市船引町にある障害者自立支援センターの渡部貞美さんは、震災後3月いっぱい、障がいがあるのでヘルパーを連れて避難していたが、介助時間数をオーバーしてしまったために、その時間を自己負担しなければならない現状を伝え、支援を訴えた。
撮影:植木宏
編集:OurPlanetTV
関連サイト
ふくしま集団疎開裁判
http://fukusima-sokai.blogspot.com
関連番組
2011年6月25日配信
「学校の集団疎開求め仮処分申請〜郡山の子ら14名」
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1132